新着情報(佐賀城公園 第14回フォトコンテスト 受賞者発表)

佐賀城公園 第14回フォトコンテスト 受賞者発表

佐賀城公園 第14回フォトコンテストの審査会を行いました。

皆様のご応募、心よりお礼を申し上げます。

受賞作品をご紹介いたします。

 

最優秀賞 太宰府市 福原 様:題名「春雨」

s-最優秀賞 題名:春雨.jpg

優秀賞 佐賀市 杉谷 様:題名「お出迎え」

優秀賞1 お出迎え2023_05_19.jpg

優秀賞 佐賀市 野村 様:題名「新年五色放水」

優秀賞2 新年五色放水 2024.1.7 野村 詩朗 佐賀市昭栄町9-23 0952-29-3819.jpg

優秀賞 鳥栖市 大原 様:題名「春のある日」

優秀賞3 春のある日 大原嶺.jpg

 

審査講評

〇最優秀賞・福原さんの「春雨」は、鮮やかなピンク色に染まった満開の花が両側に広がり、その間を歩く一人の人物が見事に捉えられています。雨に濡れた花や樹木の緑が美しく写し出され、写真全体に独特の鮮やかさが感じられ、しっとりとした静寂感が印象的です。また、人物の傘や長靴は、物語を想像させる効果を上げています。

〇優秀賞・杉谷さんの「お出迎え」は、手前に咲く菖蒲の花を取り入れ、その向こうにはカラフルな傘を差した小学生たちが歩いている様子が捉えられています。特に朝の登校時間に撮影されたのではないかと感じられるシーンで、その瞬間の活気が伝わってきます。雨の中での難しい条件下ですが、優れた構成力と独自の視点を感じます。

〇優秀賞・野村さんの「新年五色放水」は、消防出初式の一コマと思いますが、カラフルな五色の放水がダイナミックに表現されており、瞬間の迫力が写真から感じられます。また、撮影場所の選定や構図にも注意深く準備がなされたのではないかと思われます。画面から迫力と共に美しさも伝わってきます。

〇優秀賞・大原さんの「春のある日」は、広角レンズを使用して青い空と満開の桜の南堀端をダイナミックに捉えた作品です。特に、桜の美しさと青空の対比が印象的で、視覚的な魅力が際立っています。また、どんこ舟で遊覧する観光客の存在が、長閑な春の日の雰囲気を感じさせ、観る者に季節の喜びを伝えています。

今回も四季折々の佐賀城公園の魅力を捉えた作品が多数応募されていましたが、いずれの応募作品も個性あふれる秀作が多く見られました。                                                                                           特に、入賞作品は僅差での結果で、審査も大変苦労しました。惜しくも入賞を逸した作品の中には入賞作品と同等レベルの作品もありました。

 

JPS日本写真家協会会員 岩永 豊