だんだんと朝夕冷え込んできました。
冬が近づいた佐賀城公園では、先月、恒例の松のこも巻きを行いました。
「あれば何ですか」と、お問い合わせをたくさんいただきました。
松の胴体に巻いているのは、わらでできた菰(こも)で、
防寒用ではなく、マツカレハ等の害虫を駆除するためのものです。
マツカレハの幼虫は、寒くなるとこのこもの中に入ってきて越冬します。
春先、暖かくなる前にこのこもを外して駆除するわけです。
全国の大名庭園などでもおこなわれており、
江戸時代から続く冬の風物詩となっています。