新着情報(佐賀城公園カラスの巣撤去と県鳥カチガラスの保護)

佐賀城公園カラスの巣撤去と県鳥カチガラスの保護

つい半年程前は 渡りカラスのフンの被害で

公園内の園路や駐車場などの清掃作業に大わらわでした


きのうは 佐賀市の依頼で

カラスの巣の撤去作業を行ないました

公園周辺では 8個の巣を取り除きました

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どの巣にも 卵やヒナの姿はなく

地上10m程の樹の枝にただ 空の巣だけがありました

ヒナは巣立った後だったようです


佐賀県の県鳥は カチガラスです

この頃減少しているのではないかと言われていますが

公園内では このようにカチガラスを見ることができます

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なぜか日本では 殆どが佐賀平野を中心とした

有明海沿岸に生息しています

国の天然記念物にも指定され

白と黒のコントラストが美しく

愛らしい姿は 県民だれもが 

親しみを持っています



巣の形状もカラスとカチガラスでは 

大きく異なります

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カラスの巣は お椀形で真ん中のくぼみには

杉皮やシュロなんかを敷いて

卵を産み 子育てをします

一方 カチガラスの巣はカラスに比べると

電柱に作るケースがはるかに多く

このように 丸い大きな球体をしており

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雨風や外敵から 卵やヒナを守るために

なんと斜め上の方に出入りのための

穴が開いているそうです

カチガラスの一番の天敵は 

なんと カラス...

巣を攻撃し 卵やヒナを奪っていくそうです


昨年のように また渡りカラスが

大量に 渡ってきたら

ますます カチガラスは

減少してしまう恐れがあります


佐賀県では 生育状況の確認と

保護活動の検討に乗り出しました



 佐賀城公園管理人

  na-miya