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オオマリコケムシについて

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お問い合わせをいただきました。

お濠のあちこちにクラゲのような物体が見られますが、いったいなんでしょうか。

これは、北アメリカ原産のオオマリコケムシという外肛動物です。

1.5ミリほどの個体が集まって寒天質の物質を分泌し、群体を作ります。

夏にかけてどんどん大きくなり、1m~2mにまで成長するものも見られます。

公園内の濠には、写真のようにプカプカと浮いたり、水中の杭の周りに集まっているものもあります。

濠から上げると、2・3日で水分が抜けぺったんこになりカラカラになります。

冬場になり気温が下がると、小さな黒い個体部分だけが残り越冬します。

10年くらい前に一斉除去作業を行いましたが、また少しずつ増えてきたようです。

特に人体への害は報告されておらず、ただただ気持ち悪い物体として、日本各地に繁殖しています。